国産材ハープ「森の竪琴」
日本の木から生まれた、森とつながる竪琴。
森の竪琴は、地域資源を生かし、地元の作家さんを応援し、
地域経済を活性化させるハープブランドです!
新作フルレバーモデル完成!
各モデルにプラス5万円でフルレバーモデルに変更可能。
レバーはスムーズな操作性と雑音の少なさで評価の高い
フランス製カマックレバーを使用しています。
●ハープ●
森の竪琴 匠 (しょう)
栃木県の指物の職人が製作した国産材15弦ハープは、「森の竪琴 匠(しょう)」と名付けました。
主に良質な国産広葉樹を使用し、伝統の技により作り上げられたハープは、 きっとあなたの演奏に力を貸してくれるはずです。
張力が弱めで、指への負担が少なく、お子様からお年寄りまで演奏をお楽しみいただけます。程よい重さで、膝の上でも安定します。
○材 質:トチ、ケヤキ、サクラなどの国産広葉樹(響板は日光スギ ) を中心とした長期天然乾燥材
○ 弦 :フロロカーボン
○塗 装:木固めエース
○音 域:C4-C6
○接合部:指物の技術を用いたほぞ組み
○音 色:よく響く深みのある音色。
○サイズ:W575×H407×D157(参考)
○重 量:1800g 前後
○基本参考価格:250,000円
拭き漆仕上げモデル
森の竪琴 匠 の拭き漆仕上げモデルです。
塗装は国産漆。
最高級の大子の漆を塗って拭き上げました。
価格:350,000円(税込)
※完全受注生産品です。
製作者:黒崎 敏雄 (クロサキ工芸)
1937年、先代が東京荒川で木工所を営み、1945年3月9日東京大空襲で被災し栃木県に疎開後、1954年より宇都宮市に工房を開設。日本の伝統的な和家具・洋家具・建具等、さまざまな
スタイルの製品を制作。素材やアクセント、仕上げ等を組み合わせ、お客様のライフスタイルや要望に合わせたオリジナルの家具を提案している。
また、家具づくりの他に、「木工教室」や「木を活かす活動」など、木を通し、たくさんの方々と繋がりが持てるような活動を行っている。
山の木の大切さ、里山の雑木林を守る事等、仕事を通し、木を活かす活動を『雑木』と言う名称で展開中。 栃木県伝統工芸士3名「指物」認定。 「森のハープ弾きの阿久津瞳さんから国産材ハープの製作依頼を受け、阿久津さん監修の元、15弦のハープ作りを開始しました。ハープの音の響きの良さを求め、響板に日光杉の柾目やトチの柾目を使用したりと工夫しました。奏者の要望に沿ったハープ作りをしていきたいと思っています。
森の竪琴 継(けい)
主にスギ・ヒノキを中心に使った国産材15弦ハープは「森の竪琴 継(けい)」と名付けました。
戦後大量に植えられた、日本が誇る高品質の建材、スギ・ヒノキを私たちは受け継ぎました。
そんなスギ・ヒノキを持続可能な方法で使うことが山を守り、木の文化を未来に引き継ぐことにつながります。未来の豊かな森を願って作られたハープです。
張力が弱めで、指への負担が少なく、お子様からお年寄りまで演奏をお楽しみいただけます。一般的な15弦小型ハープよりもかなり軽く、膝の上においても負担が少ないです。
○材 質:スギ、ヒノキ(一部国産広葉樹)
○ 弦 :フロロカーボン
○塗 装:オスモ、キヌカ、ラッカーなど
○音 域:C4-C6
○接合部:ダボ接合など
○音 色:よく響く軽めの音色 。
○サイズ:W575×H407×D157(参考)
○重 量:1300g 前後
○基本参考価格:160,000円(税込)
製作者:皆川 徹 (All rivers)
1983年6月4日生まれ。栃木県宇都宮市出身。
宇都宮工業高校 ( 電気科 ) 卒業後、大手電気会社に就職。 20歳で脱サラして、ESPギタークラフトアカデミーに てギター製作を学ぶ。 22歳の時に両親が倒れ、宇都宮に戻る。
ギター、ウクレレ の製作、修理を主に、楽器制作家として活動中。 「ハープは、ギターよりも遥かに歴史がある楽器です が、弦楽器として進化したギター製作の考え方を応用 出来ると思っています。そうなると、ハープの音楽の 幅が広がると感じています。ジャズ、フュージョン... ロックまでいけたら面白いですね。また、楽器に使用出来る国産材を探すのに苦労したので、国産材の問題点や、魅力と可能性をお伝え出来る手助けが出来たらなと思っています」
instagram:https://www.instagram.com/all.rivers/
製作者:星野 暁 (星野工業)
星野工業は1945年創業。バス、キッチン用品から家具、遊具にいたるまで、様々な木製品を熟練の職人により一つ一つ手作りで作る木製品の総合メーカーです。
日本古来から親しまれ、愛され続けてきた木製品。
長年培ってきた技術や伝統を守りながら、多様化するニーズに応えるべく、時代に合った製品づくりを目指しています。
また、森林・地球環境の保護やCO2削減のため、県産材・間伐材の有効利用に積極的に取り組んでいます。
ある日、森のハープ弾き 阿久津瞳さんから製作依頼の相談がありました。阿久津瞳さんが宇都宮大学の学部生の時、授業の一環で工場見学に来られたこともあり、国産材ハープをもっと身近に、もっと様々な場所で触れることができるようにしたいとの思いからハープ作りを始めました。
ホームページ:http://hoshino-kogyo.co.jp/
製作者:廣木 博明 (廣木住建)
茨城県常陸大宮市在住
昭和42年生まれで、20歳を期に社寺·入母屋造り大工の父親の元で修行をし、28歳に建築士を取得し独立、設計と大工を両立し現在に至ります。
和風店舗、古民家改修、こだわりの本物志向の木の住まいの家を得意として今でも研究し精進しています。
以前、施工物件の茂木市のS様邸新築工事の完成見学会にて、ハープ奏者の阿久津さまとお会いしてからシリーズ継を作成させて戴いております。
ハープを作成して大変なのは、ひたすら研磨作業かな。
自然塗料を、敢えて使用し木の香りも堪能して楽しんで頂けるように配慮して作成しています。
●ハープアクセサリー●
半音操作リング
レバーのない森の竪琴で臨時記号を出すためのリングです。南米のハープであるアルパの半音操作リング「ジャベ」を元にしています。
真鍮製で、リング部分の太さもご自分で調整できるようになっています。
可愛い鳥さん型にしてみました。
翼にあたる部分を弦の上部に押しつけて弾くことで、半音高い音を出します。
今後色々な形のバージョンを作れればと思います。
価格:12,000円(税込)
製作者:奥住 陽介
益子町で金属工芸をしています。鉄でいろいろなものを、真鍮ではブローチなどを制作しています。
オーダーを頂くことはありますが、ハープリングは初めてでした。
打ち合わせでモチーフはハチドリに、リングは調整し易いようにフリーサイズになりました。
サイズ確認など奏法の邪魔にならないかどうか擦り合わせをしたので安定した器具になりました。シンプルな中にも温もりとデザイン性、機能のあるものになったと思います。
立奏用ベルト
ハープを立奏するための革ベルトです。
天然皮革フルベジタブルタンニングレザーの栃木レザー製。
膝に乗せる際にバランスが取りにくい場合も、こちらのベルトをつけると安定します。
長さの調節も可能。輪の部分の大きさは、森の竪琴、継、匠に対応。
他のメーカーの小型ハープでも使える可能性があります。
価格:20,000円(税込)
製作者:革遊びのTom
革遊びのTomは、
遊び心をもって革と向き合い
T=楽しい
o=面白い
m =もの作り
を目指しております。
特に革の色合わせを楽しんでおりまして、色とりどりの革を頒布に巻きつけた『まきまきバック』や内側カラフルなお財布などがあります。
ご依頼いただきましたハープベルトでは、栃木レザーなどの良質な国内タンナーさんの革を使用させていただきました。革のエイジングをお楽しみいただけたらと思います。
森の竪琴は、森のハープ弾き 阿久津 瞳がプロデュースして製作しているハープです。
木と森を愛する楽器職人、家具職人、木工職人の皆様と協力して作っています。
雑木林に生えている、ケヤキ、クリ、トチノキ 、ヤマザクラ 、イタヤカエデ 、
人工林に生えている、スギ、ヒノキなど、日本で生まれ育った木々を使っています。
日本で生まれた私たちが、同じく日本で生まれ育った木でできたハープを奏でたら、
なんだか力を貸してくれる気がしませんか?
私は、とても素敵な楽器であるハープを国産材で作り、奏で、多くの方に届けることで
たくさんの方が、日本の森林や木について愛着をもったり、
国産材を使うという事に興味を持つきっかけになってほしいと思っています。
森林整備活動に参加してみよう、木製品を買うときには国産材でできたものを選ぼう、
家を建てるときは国産材を使おう、という風に、
生活の中の選択に、少しでも変化を起こせたら幸いです。
結果的に、森の竪琴を作ることが、奏でることが、日本の森を豊かにすることにつながったら、
とっても素敵なことだなと思っています。
国産材でできた、森の竪琴
日本の森を守りたい、日本の森とつながりたい、あなたのお手元へ届けます。
現在、国産材の需要、価格が低迷し、森林を手入れする資金がまわらず、荒れた森が全国的に増えています。
価値を生み出さない森は誰も手入れしませんし、見向きもしません。
その結果、所有者不明の森林が増え、森林の有効利用のための大きな障害になっています。
日本の木は余っているのにも関わらず、大量の木材が輸入されています。
これは外国産の材は価格が安かったり、均一な品質の木材を大量のロットで対応でき、
安定して供給されるというメリットがあるからです。
しかし、発展途上国から輸入した木材は現地の環境を破壊して生産されている場合もありますし、
計画的に生産されていたとしても、輸送の段階でたくさんのCO2を消費し、
環境の面では良いとは言えません。
ギター用材として従来用いられてきたマホガニーやローズウッド、
民族楽器の笛やバイオリンの指板に使われる黒檀、
バイオリンの弓に使われるフェルナンブコなどは現在、
絶滅の恐れがあるとして、ワシントン条約の管理によって使用が難しい状況になってきています。
外国の絶滅危惧の樹木を保護し、人々が楽器の演奏を楽しんでいくために、
資源量が十分にある、新たな楽器用材が必要とされています。
国産材を使いたいなと思う方が増え、国産材の使用量が上がれば、国産材の価格が上がり、
森林を手入れする資金が生まれ、荒れている日本の森が豊かになるのです。
もちろん、木材生産の際には、山を荒らさないような伐採方法で、
持続可能な森林管理をすることが不可欠です。
日本の森の現状や、ハープ作りの意義をもっと知りたい方は、こちらのページへどうぞ。
森の竪琴のパンフレットのデータはこちら。
※一部現状と異なる箇所があります。